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Snow

学校の帰り道、いつもの様に紐緒さんと歩いてた。

今日はとても冷える、吐く息は白い。

繋いでいる紐緒さんの手も冷たかった。

見上げると、白いものが降ってきた。

雪だ。

舞い落ちる雪に暫くの間ぼぉっとしてしまった。

「降ってきたわね・・・、沙希、寒くない?大丈夫?」

紐緒さんが聞いてきた。

私は笑顔で

「大丈夫よ、それにこれだけ寒いんじゃ、二人くっついていてもおかしく思われないわよね」

そういうと私は、紐緒さんに歩み寄った。

紐緒さんはそっと、肩を抱いてくれた。



コンビニの前を通る。

「紐緒さん、寒いから温かい飲み物買おうよ」

そう言って、紐緒さんと一緒にコンビニに入る。

お茶を選んでいると、紐緒さんは、これにするわよと、レジへ持っていった。

そして、わけあった。



外にでると、私は紐緒さんを見つめた。

紐緒さんはそんな私を抱きしめた。

この温もり・・・少しだけ力が抜ける。

こんな季節でもなきゃ、堂々と近づけない。

空を見上げて、天がくれた贈り物、雪に感謝した。



「沙希がいるから、私は研究に力入れられるの」

「私もよ、辛いことがあった時はいつも紐緒さんのこと考えるんだ、そうすると少しだけ辛さが取れるんだ」

紐緒さんはそっと私にキスした。

そして力いっぱい抱きしめてきた。

この想いに正直でいたい・・・そう誓った。



「紐緒さん、今まで一緒にいてくれてありがとう、これからもよろしくね」

そう笑顔で言った。

紐緒さんは照れくさそうに、そっぽを向いてしまった。

そんな紐緒さんを可愛いとか思ってしまった。

そして私は紐緒さんを、強く抱きしめ返した。



「沙希、あなたにはずっとそばに居てほしいわ・・・」

そういうと、おでこにキスした。

なんだかくすぐったい気持ちになった。



「私も同じ気持、ずっとそばにいるからね!」

そう言って、紐緒さんを見つめた。

紐緒さんはキスした。

長い長いキスを。

息は白かった。



そうして、歩いて、下校した。

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