ずっと2人で・・・

今日はメグと、買い物に来たの。

やすかったからたくさん買っちゃった。

でも、新しく買った洋服早く着たい。



時刻は夜。

「メグ、まだ帰らなくても平気?」

「うん、大丈夫だよ」

お互いの環境を話しながら、夜は更けていく。

街もざわめきが収まってきた頃だ。

昼間の喧騒はどこへ行ったのかと思えるほどだった。



私はメグと同じ学校だった中学校生活を思い出してた。

色んな思い出が駆け巡る。

私がメグを恋愛対象としてみたのは何歳くらいの時だったかな?

告白は、私からしたんだけどね。

だから、メグにはいつまでもそばに居て欲しいし、笑顔でいてほしい。

私が笑顔にすることができるなら、頑張っちゃう。



この間、メグ、泣いてたね。

なんか聞いちゃいけないような気がして、理由は知らないんだけどね。

けど、将来のことはお互いちゃんと考えてるみたい。

私はどうやら言葉遣いが冷たいそうで・・・

その辺も直さなきゃいけないね。

メグに辛い思いさせたくないから・・・



二人で抱きしめる、貴重な夜。

この熱は一生下がりそうもない。

恋愛という病気にかかってしまったから。

けれどメグと知りあえてよかったと思う。

あの日、メグに会ってなかったから、私も普通の女の子と同じで、男の人と付き合ってたかも。

けど、今じゃ、メグがいるから、幸せなんだけど。



いつかメグに話したよね、私の夢。

この高校の伝説の樹の下の話も。

私は卒業の日、伝説の樹の下で、メグにきちんと告白しようと思ってる。

伝説が本当なら、ずっと傍にいられると思うから・・・

私のこの夢叶うのかな?



二人で編み出した、恋。

一緒に走りだした、恋。

離れることなどできるはずがない。

メグが悲しんでる時は、細い手を引いて私の胸で泣かせた。

安心するのか、少しで泣き止んじゃうけどね。

切なさも愛しさも何もかも、メグと分かち合っていきたい。

そしてあの夜を越えて、もっともっと親密にもなりたいな。

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